新潟県の豪雪地帯に暮らす後期高齢者199名の面接聞き取り調査によるデータを、79歳以下と80歳以上群に分けて比較・分析した。結果、半数が80歳以上で、6割が家族との同居であった。健康に関しては80歳以上群で「聴力低下」や「身体の痛み」が多く、生活の営みでは、80歳以上男性に「除雪」「雪下ろし」、80以上女性では「洗濯」「灯油の注入」「調理」に実施率の顕著な低下を認めた。これらにより、豪雪地域に在住する後期高齢者においては、独居、老夫婦世帯に対する支援の必要性が示唆された。
本人担当部分:調査票作成、聞き取り調査の実施、分析計画の立案、論文作成(共同執筆につき抽出不可能)
共著者:菅原峰子、北川公子、籠玲子、斉藤智子、中島紀恵子