痴呆性老人の転倒と障害の進行に関する研究
日本老年看護学会誌「老年看護学」第2巻第1号p.79~86
特別養護老人ホームにおける痴呆性老人44名の3年間の追跡から、転倒の反復性と痴呆の進行との関連を分析した。結果、転倒頻発群は最もADL障害が重く、進行も顕著で、この間に半数が死亡した。一方散発群はやや障害は軽いが知的機能低下は大きい。転倒の反復性の評価は痴呆性老人の重度化予防ケアの追求に有用であろうことが示唆された。本人担当部分:研究計画、データ収集、分析、論文作成共著者:北川公子、中島恵子、竹田恵子