大江健三郎の演劇装置(2)記憶/歴史の劇場
共立女子大学文芸学部紀要 59
大江健三郎の小説『水死』(2009)が、記憶/歴史表象の問題化のための装置として演劇上演をモチーフ化していることについて。その手法と、上演に至らない演劇作品が示すものについて論じた。