保育者の課題解決方略の構造に関する検討-保育の「レジリエンス」との関連-
関係学研究、第32巻(1号)pp67~76
小原敏郎、武藤安子 著幼稚園教諭・保育所保育士が回答した質問紙調査の自由記述をコレスポンデンス分析を用いて統計的に分類し、幼児教育者が実践の場で用いる課題解決方略の構造的特徴を4つに分類できた。困難な状況を乗り越えていける特性である「レジリエンス」をもつ幼児教育者が、児童の行為の意図を読み取り、児童の提案を尊重する応答的な課題解決方略を多く用いており、「レジリエンス」との関連が確認された。[担当部分]第1著者であり、理論考察、調査研究など全般的に担い、研究を総括する。