幼児期の人間関係における「関係境界領域」の形成に関する検討-「incongruity」(ずれ)が発揮される状況としての保育者と子どもの「ふざけっこ」の分析を通して-
関係学研究、第29巻(1号) pp31~pp44
幼稚園教諭・保育所保育士を対象として質問紙調査を行い、幼児教育者が意図的に保育状況に「incongruity」(ずれ)を生じさせる「ふざけっこ」の機能を分類した。その結果、幼児教育者が保育実践において幼児と「ふざけっこ」を多く行っている実態が明らかになり、幼児との人間関係を発展させる教育技法として効果をなすことを提言した。