『古今和歌集』巻二十―注釈と論考―
新典社
本書は古今和歌集巻二十「大歌所御歌」の最新の注釈を目指す注釈編、及び、歌謡性、和歌の変遷のあり方、物語とのかかわりなど多方面巻二十を論じた論考編より成る。注釈編における遠藤の担当は1077~79、1091~93である。従来の注釈を踏まえた上で、特に歌謡性に重点を置いた解釈を行う。論考編では「古今集巻二十「神あそびの歌」の生成」と題して、それが琴歌神宴や大嘗祭という場に規制されながらいかに生成したものであるかについて論じた。(p65~78,141~147,277~292)