学術論文

基本情報

氏名 遠藤 耕太郎
氏名(カナ) エンドウ コウタロウ
氏名(英語) Endo Kotaro
所属 大学 文芸
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

発行又は発表の年月

1995/01

学術論文名

「久米歌『宇陀の高城に』歌謡に見る豊饒予祝の原理」

単著・共著の別

単著

発行雑誌等又は発表学会等の名称

「古代研究」第28号

開始ページ

終了ページ

概要

久米歌「宇陀の高城に」歌謡は、歌い手である男が前妻を退け後妻をかわいがるという点に笑いを誘う要素があり、その笑いの呪力が戦闘力を高めると説明されてきた。同様の主題は朝鮮民謡にも存するのであるが、それは豊饒予祝の祭祀演劇のセリフとも通じており、そこには前妻に象徴される冬を退け、後妻に象徴される春や豊饒を取り込むという予祝原理が認められる。本稿はこのような豊饒予祝の原理から、「宇陀の高城に」歌謡を読んだものである。(p20~32)