大津留(北川)智恵子・大芝亮編『アメリカが語る民主主義――その普遍性、特異性、相互浸透性――』
ミネルヴァ書房
第5章「民主主義、選挙と国内的安全保障――一九五〇年代のラオス選挙とアメリカ――」(127-152頁)執筆。「冷戦」期の第三世界におけるアメリカによる介入政策をラオスを事例研究として分析した。選挙という民主主義の実践において最も重要な問題において、民主主義の促進を主張するアメリカの外交が、反共主義の名の下に民主主義やアメリカ的原則と矛盾するような政策を展開したことを明らかにした。全355頁。