(書評)「中野聡『フィリピン独立問題史――独立法問題をめぐる米比関係史の研究(1929-46年)――』(龍渓書舎、1997年)」
『アメリカ学会会報』No. 126
戦間期から1946年のフィリピン独立に至る過程をアメリカの対フィリピン政策とフィリピン側の対応という双方向の詳細な分析によって明らかにした本書の意義を、内外の研究状況、研究の独創性という観点から批判的に検討し、本書の綿密な分析と解釈の妥当性を評価した。3頁。