(書評)「佐々木卓也『封じ込めの形成と変容――ケナン、アチソン、ニッツェとトルーマン政権の冷戦戦略――』(三嶺書房、1993年)」
『国際政治』(日本国際政治学会)第107号
「冷戦」初期におけるアメリカの封じ込め政策の形成と変容を、ケナンを中心とするアメリカ政府の政策決定者の見解を綿密に分析することにより明らかにした本書の意義を、内外の研究状況、研究の独創性という観点から批判的に分析し、本書の手法の緻密さと解釈の妥当性を評価した。198-201頁。