(書評)「油井大三郎『戦後世界秩序の形成――アメリカ資本主義と東地中海地域1944-1947――』(東京大学出版会、1985年)」
『歴史学研究』(歴史学研究会)No. 565
第二次世界大戦後の「冷戦」的秩序の形成について一時史料に基づいて研究した本書を内外での研究状況、研究の独創性という観点から綿密に検討すると同時に、「冷戦」の起源を東地中海地域でのアメリカの政策に求める本書の主張の妥当性を批判的に検討した。51-56頁。