「東南アジアの『冷戦』とアメリカ」
アメリカ学会第41回年次大会(於、立教大学)
第二次世界大戦後から1960年代までのアメリカ政府の東南アジアに関する基本外交文書とインドネシア、ラオス、タイ、ベトナムにおけるアメリカによる関与の実態を具体的に分析することにより、「冷戦」期のアメリカの東南アジア政策の特徴とその失敗の原因を包括的に明らかにするとともに、従来の「冷戦」史研究の偏りとその見直しの必要性を論じた。