思春期の子どもを持つ親への支援のための基礎資料とすることを目的として,親への個別インタビューを行い,子どもと家族の健康に関する意識,養育への思いを調査した。母親らは家族の健康を考える一方で,年齢を重ねる自分たちの健康への関心を高め,生活の見直し(再構築)も行っていた。母親ら自身の健康をサポートすることと思春期の子どもたちの健康支援を切り離して考えるのではなく,母親自身の健康を意識させることによって家族成員の健康増進への支援を強化することが有効である可能性が示唆された。
(共同発表者:岸田泰子,久保恭子)
担当部分:共同研究につき本人担当部分抽出不可能