思春期の子どもをもつ親を対象とした親サロンを平成23年度に開設し,支援を展開している。本研究ではこの活動を振り返り,評価を行うことを目的としてグループインタビューを行い,またフィールドノートの記録とあわせて分析した。サロンではこれまで知人同士ではない思春期の子どもをもつ親が集うことで,新しいコミュニティが形成されていた。このような場は,普段身近な仲間とは話せない内容についても語り合えるという新たな支援の形態として期待できる。さらに参加者らは継続した会の運営を期待しており,思春期の親支援としてニーズは高いことがわかった。
(共同発表者:岸田泰子,久保恭子)
担当部分:データ収集,分析,発表