青年期女性の生殖性と次世代育成力の増強とリプロダクティブヘルスの向上を目指すことを目的とし、女子大学生に対して教育的介入を実施、評価した。24名の女子大学生を対象としてリプロダクティブヘルスに関する講義後、無記名自記式調査を実施した。調査は、授業を受けて感じ、考えたことを自由記載させ、その内容分析を行った。内容分析の結果5のカテゴリーを抽出した。学生たちは、講義で取り扱った〔授業内容に対して関心を高め(る)〕、〔妊娠出産育児を自分自身のこととして思い描く〕と同時に、〔出産育児に対する周囲のサポートの必要性に気づ(く)〕いた。また講義を受けて、〔自分と親との関係を振り返る〕という体験をしていた。学生らは〔これまでにない、妊娠・分娩に対する深い知識を得て、さまざまな感情を抱(く)〕いたが、その中には、陣痛や出産に対する否定的な感情も含まれていた。
(共同発表者:Y.Kishida,M.Mitani)
担当部分:データ収集,分析