若い世代の女性に、次世代を育成する存在であることを意識させ、自身のリプロダクティブヘルスを増進させることを目的として行った教育的介入を評価した。5名の女子高校生を対象として、5日間にわたり、リプロダクティブヘルスに関連した講座を実施し、講座の中で、高校生らがディスカッションした内容と、最終日の感想を要約筆記し、分析した。高校生らは自身の月経周期や月経に影響する要因について、非常に知識が乏しかった。ホルモンの作用やからだのしくみの不思議さに驚き、また将来、妊娠、出産することへの希望を語る者もあった。学校現場と協働し、思春期女子に対する次世代育成力を意識させる教育を看護職者が実施することは有用であることが示唆された。
(共同発表者:Y.Kishida,C.Fujii)
担当部分:データ収集,分析