日本およびスウェーデンの大学生男女を対象として、リプロダテクティブ・へルス(性と生殖に関する健康)について無記名自記式質問紙調査を実施した。2国間の比較をしたところ、日本の大学生のほうが、性に関する知識、性感染症に関する知識の正答率が低く、また不妊症であった場合に治療するか否かの問いにも消極的であった。そして、日本の大学生のほうが、妊娠、出産、不妊に関する性教育のニーズが高かった。今後、日本の青年期男女に対する次世代育成を意識し、健全なリプロダクティブ・へルスを保持できるように看護職者が多面的な健康を意識して教育することが重要である。