思春期の子どもを持つ親の健康意識と養育に関する実態を知り、支援のための基礎資料とすることを目的として、首都圏に住む中学生・高校生をもつ母親6名に面接調査をし、内容分析をおこなった。思春期の子どもをもつ親への支援のあり方として、親の健康をサポートすることと思春期の子どもたちの健康支援を切り離して考えるのではなく、親自身の生活を振り返り、健康について考えさせることが、家族成員への健康支援と思春期の子どもたちの健全な養育支援につながると示唆された。また健康について考えることができるような時間と場所の提供が有効な支援であり、そこでは看護職者として専門的知識を提供できると考えられた。
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(共同研究者:岸田泰子、久保恭子、倉持清美)
担当部分:調査、分析、論文執筆