慢性疾患の子どもたちの学校生活に関する現状について文献検討し、以下が明らかとなった。慢性疾患の子どもが他児と同じような生活を送るためには、セルフマネジメント力や周囲からのサポート、物的環境整備などが重要となる。情報を伝え学校と連携する家族もあるが、学校から求められないなどの理由で伝えない家族もあった。
養護教諭は健康管理のキーパーソンの役割を果たしていたが、学級担任は、子どもの状況を理解し対応することに困難を感じ、学内のサポートを求めていた。
復学時には、医療機関から書面情報が提供されるが、それ以外の報告は少なかった。
○飯村直子・金丸友・原加奈・西田志穗・杉本晃子・吉野純