医療施設で子どもの安全を守ろうとしたときの虐待対策チームの活動における困難と課題を明らかにする目的で面接調査を実施、現状の活動における困難や課題に関する内容に焦点を当てて質的帰納的に分析を行った。
結果:データ分析により、困難や課題が語られた103の内容を抽出して27コードにまとめたのち、10の〈サブカテゴリ〉と、次の5つのカテゴリを抽出した。
1虐待対応に関して成熟していない医療機関
2関係機関の足並みがそろわない
3スタッフが報われない実践
4診療報酬上の評価にならない実践
5虐待対応が固有にもつ実践の難しさ
○西田志穗・日沼千尋・込山洋美