シリーズ連載「認定看護分野のToday's Care」の一稿として、小児救急看護分野のトピックを紹介した。救急部門を受診した患者の評価過程の一つであり、治療の優先度と適切な加療場所を決定するトリアージに関して、小児領域で重要とされている、小児アセスメントトライアングル(Pediatric Assessment Triangle : 以下PATとする)について説明した。これは、子どもの病態の緊急性を判断するための受診直後の初期評価で実施されている重要なツールであるが、救急部門だけでなく、広く子どもに関係する部署で使用できるように実施例を示しながら解説した。