救急外来を受診する子どもと家族の状況と行われている看護に関する文献検討
共立女子大学看護学雑誌
第10巻
救急外来を受診する子どもと家族の状況と、行われている看護について文献検討を行った。当該領域における看護の文献が少なく、実際が共有されにくい現状がみてとれた。受診する子どもは、診察と処方のみで帰宅可能な緊急度が低いケースが中心で、保護者の不安により子どもを受診させるケースもみられた。看護としては、院内トリアージに関する一定の成果と、家族へのかかわり、虐待の存在を意識したかかわりの実際が抽出された。◯西田志穗・西村実希子