本邦未公開のものを含む、欧州各国のドキュメンタリーや映画のビデオ、DVDを教材として使用している。当初はフェリス女学院大学国際交流学部の総合課題科目「歴史から見た現代世界」で始め、共立女子大学国際学部での授業でも継続している。内容は、1968年のパリ学生運動の資料映像、アルジェリア戦争従軍者をインタビューしたフランス・テレビのドキュメンタリーなど。現在の学生からは遠い過去であり、文書だけでは状況が想像しにくいにも関わらず、歴史学的には近過去とされ、説明に十分な配慮がなされないため、このような教材を用いている。