「ユーロ参加達成後のイタリア中道・右派政権の欧州化への対応」
日本EU学会第23回研究大会(於日本大学・三島)
1997年のユーロ加盟達成後のイタリアのヨーロッパ化への対応を、先行研究の少ない中道・右派の政策に重点を置いて分析。欧州統合に懐疑的とされる中道・右派にも労働市場自由化などでEUの施策と同調する側面があるが、その財政政策にはEUの経済・通貨統合の収斂基準と政治的に衝突する危険性が高いことを指摘した。(原稿を公刊したため、再掲)