「五つ星運動とは何か -議会進出後の活動による位置づけ-」
日本政治学会 2016年度研究大会
五つ星運動の議会進出後の活動家から、その政党としての性格づけを試みた。本来、大衆民主主義を志向し、電子投票で意思決定をすることを謳う五つ星運動が、議会進出後に多数の離党者を出し、事実上の執行部を設置せざるを得なくなった矛盾や、地方首長の職権濫用、ユーロに関する諮問的国民投票の呼びかけにおける微妙な態度など、多くの矛盾を抱える政党であることを明らかにした。