既成政党の弱体化やポピュリスト政党の伸長など、欧米諸国、日本、韓国の政党政治の変化を、経済・社会文化・グローバリゼーションの3つの視点から国際比較可能な尺度を用いて、各国の専門家が解説した報告集。全100頁。
編者:谷口将紀、水島治郎、共著者:吉田徹、国末憲人、新川匠郎、八十田博人、武藤祥、古賀光生、西山隆行、孫斉庸
本人担当部分「第4章 イタリア 欧州化のもとでの『第二共和制』の実像」(pp.43-52)を担当。
二大政党が交代し、左右のポピュリスト政党が伸長したイタリアにおいては、政党はときに反グローバル・反EUの姿勢を見せても、EUからの財政支援と監視から逃れることができない理由を明らかにした。