学びが収束しがちな保育者養成課程の学生と,拡散しがちな学際領域学部の学生とを結び,「教育」をキーワードとし,双方の学びを補完発展させる試みとして,視線一致型TV会議システムを利用した3大学間遠隔交流学習をデザインした。本結果より,異分野の協調学習は双方の学びを広げ,教育効果が向上することがわかった。また,本成果をうけ,国際間の交流学習を実施するに当たり,視線一致型のシステムは,単に時空を縮めコスト削減を可能にするだけではなく,学習効果の面からも適切な学習環境であることが期待され,実施に向けた教授方術を示した。