学術論文

基本情報

氏名 谷田貝 雅典
氏名(カナ) ヤタガイ マサノリ
氏名(英語) Yatagai Masanori
所属 大学 文芸
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

発行又は発表の年月

2010/09

学術論文名

視線一致型及び従来型テレビ会議システムを利用した遠隔授業と対面授業における学習者特性に応じた学習効果の共分散構造分析;教育システム情報学会,論文誌27巻,3号,
pp.254-266(査読付)

単著・共著の別

共著

発行雑誌等又は発表学会等の名称

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概要

本研究では,視線一致型および従来型(視線が合わない)TV会議システム(画面サイズ15と30インチ)を利用した遠隔ディベート学習と,対面によるディベート学習を実施し,5つの学習環境の比較を行なった。各授業では質問紙調査と,ディベートにおける発言数および有効発言数を取得した。質問紙調査結果を因子分析し,5つの学習行動因子と主観学習評価を得た。ディベート学習における,発言数と有効発言数を客観学習評価と定め,分散分析および多重比較を実施した。各学習行動因子と客観・主観学習評価より逐次型因果モデルを仮定し,共分散構造分析を行なった。結果,有効発言数は対面と視線一致型15・30インチの差は無く,従来型15・30インチは前者に比べて低下した。対面と視線一致型15・30インチでは「バーバルコミュニケーション」が最も学習効果を上げる学習行動である。従来型15・30インチは「バーバルコミュニケーション」以前に「弛緩・飽き」による学習効果の低下が顕著である。従来型15・30インチの学習効果の低下を抑制するには,画面サイズを大きくすることと,「ノンバーバルコミュニケーション」や「視線固執」行動を引き出す方策が必要である。
本人担当部分:全文本人が執筆
共著者:谷田貝雅典 坂井滋和 永岡慶三 安田孝美