これまで実施してきた,保育実習(施設)について,事後指導の結果「大いに意義がある」「自分自身が変化した」という報告や感想が多いことが分かっていた。本研究では,このことを含め質問紙により調査し,統計的手法を用いて分析した。その結果,実習後に「自分自身が変化した」と答えた学生は「大いに意義がある」との回答に中程度の正の規定力があることがわかった。このほかにも,養護系施設に比べ障害系施設の方が自分の変化がやや高い値であることや,実施時期は夏に比べ春のほうがやや効果的であることなどがわかった。
本人担当部分:「4章 調査・分析の結果」における,各グラフと,t検定から相関および回帰分析に至る,統計分析および考察の全て。
共著者:服部次郎 谷田貝雅典