Analysis of the Educational Effect of Eye-Contact and Former-Type Systems of Distance Learning through Video Conferencing Systems and Face-to-Face Learning;Educational Technology Research,Vol.31,pp.49-60(査読付)
本研究では,視線一致型テレビ会議システム,従来型(視線不一致)テレビ会議システムを利用した授業と,対面授業における教育効果の比較分析を行った。各授業では質問紙調査と学習効果測定試験を実施した。試験成績を分散分析した結果,各授業間の成績差は見出されなかった。質問紙評価を分散分析および多重比較により評価した後,主観学習評価として理解感と学習意欲に関する項目を省き,因子分析をした結果,「ノンバーバルコミュニケーション」「飽き」「緊張」「視線・姿欲求」「疲労・不満」「弛緩」の6因子が抽出された。各因子を独立変数,試験成績(客観学習評価)および主観学習評価を従属変数として,単回帰分析および重回帰分析を行った。結果,「ノンバーバルコミュニケーション」は授業において,主観学習評価および客観学習評価に対し正の影響を与える重要な要因であることが分かった。本人担当部分:全文本人が執筆共著者:谷田貝雅典 坂井 滋和