教育方法の実践例

基本情報

氏名 田中 淑江
氏名(カナ) タナカ ヨシエ
氏名(英語) Tanaka yoshie
所属 大学 家政
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

年月日(開始~終了)

事項

伝統的衣服である和服の特徴を実物資料、視聴覚資料などを通し、次世代へ伝統の継承を促す。

概要

「被服平面造形学」(被服学科1年生対象授業)において、学生に和服の存在を気が付かせるため、自身が毎回和服を着用し衣替えの必要性や、素材の違い、技法の違いを伝える。また身近でない着物の種類を実物資料を回覧し、間近で見て触って確認する。課題として家庭に所蔵されている着物の種類についてのレポートを作成することにより、理解度を高め、家族と和服の絆や継承の大切さに気が付かせる。さらにDVDなどの視聴覚資料を用い、和服にかかわる伝統染織技法について学び、伝統技法に携わる技術者の存在、日本の伝統技術のすばらしさへの理解を深める。なお和服離れの原因である着装の煩わしいと感じている思いを解消するため、着付けのDVDの使用、ボディ使用による着付けの師範、着付けのプリントを配布を行っている。最後に和服の構造を理解するために、ペーパークラフトによる着物の制作を行い、各自が調べたこと、考えたことを併せてレポート提出を行う。