<口頭発表>「卒業式に見る袴の現代的着装の研究Ⅰ-伝統的な視点から―」
服飾文化学会第16回大会・総大会
卒業式の袴姿は近年定着している。その袴姿の現状は20数年前と現在で袴下に用いられる長着の種類が色無地から小紋へと変化した。その変化の要因は世の中の和服に対する定義の変化、学生の卒業式の装いである式服への認識の薄れなどが影響していることが明らかとなった。今後若い世代が和装文化を学ぶ環境を整えていくことが必須である。瀬川かおり 大塚絵美子 田中淑江 長谷川紗織 宮武恵子