フェルケール美術館にて「大正ロマンと女性の手仕事 大正~昭和のくらしとデザイン」展覧会の関連事業で、共立女子職業学校卒業生の作品展示に伴い、職業学校のことや、手仕事が家庭内で重要な役割を占めていたことを講演した。
現在において女性の手仕事は家庭内でほとんど行われなくなった。しかし、和服が衣類の中心であったころは、女性は家族のために心をこめ整えていた。その当時は衣服の調達、繕いなどを通じて家族間の絆や子供を大切に思う親心が表現されていた。忘れ去られてしまう、この文化を伝えていくことの必要性について講演した。