真説 本能寺の変
集英社
織田信長がその家臣明智光秀に暗殺された「本能寺の変」は、歴史上最大の謎ともいわれ、多くの説が提出されているが、いまだに定説がない。その本能寺の変について、10数人の論者が自説を展開したもの。全196頁。共著者:安部龍太郎・立花京子・桐野作人・和田裕弘・大牟田太朗・堀新・津田勇・藤田達生・谷口克広・石田文一・今谷明・久保貴子。本人担当部分:「信長の動向」(p80~98)。良質な史料をみる限り、信長と朝廷の間に深刻な対立はなく、黒幕の存在を否定した。