織豊期王権論
校倉書房
織豊政権の成立による近世国家の形成過程を、公武結合王権と東アジアの変動をキーワードに分析したもの。早稲田大学に提出した学位請求論文(2009年1月授与)の一部を論文集化したもの。構成は、序章(研究史の整理と本書の構成)、第I部織田権力の成立(戦国大名織田氏と天皇権威、織田信長と武家官位、織田権力論の再検討、織田信長と勅命講和)、第II部公武結合と織豊期王権(織田信長と絹衣相論、織豊期王権論、「平家物語」と織田信長、織豊期の王権論をめぐって、織豊期王権論再論)、終章(織豊期王権論)。全364頁。