織豊期王権の成立と東アジア
『歴史評論』746号(歴史科学協議会)
746号
中世~近世移行期における統一権力の成立を、東アジアの変動と東アジア認識の変化を背景に展望した論考。明による冊封体制の動揺と崩壊を背景に、日本の小中華意識(中国と対等、その他諸国を見下す認識)と冊封認識(中国を仰ぎ見る意識)の錯綜と展開を、具体的な史料にもとづき検証し、議論を展開した。