大名の改名とその史料
『対馬調査報告集』(科研費報告書、研究代表者/早稲田大学教授・紙屋敦之)
享保9年(1724)~同10年(1725)における対馬藩主宗義誠の改名に関する江戸と国許の往復書簡を翻刻してその内容を紹介し、半周の実名(諱)がもっていた意味について考察した。科学研究費助成金にもとづく史料調査の成果を、長崎県立対馬歴史民俗資料館所蔵「宗家文庫藩政史料」を中心に論述した。全72頁。編者:深谷克己。共著者:泉正人、紙屋敦之、大橋幸泰、堀新、大森映子、深瀬公一郎。