織豊期王権論再論
大津透編『史学会シンポジウム叢書 前近代における王権』(山川出版社)
本人が主張する「公武結合王権論」に対する批判に応えつつ、研究史上の位置づけと論点の整理を行った。前近代における王権とは何か、天皇の権威はなぜ存続したか、日本史最大のテーマ解明を試みた論文集。前年に行われた史学会シンポジウムの報告を中心に編集されている。全250頁。編者:大津透。共著者:大津透、大平聡、春名宏昭、古瀬奈津子、河内祥輔、五味文彦、新田一郎、池享、藤田覚、堀新、山口和夫。