国境と国境地域から見るヨーロッパの歴史と記憶
『学習院史学』
第62号
本稿は2023年6月10日学習院史学会にて行った同タイトルの基調講演を活字化したものであり、国境と国境地域からの、そしてそこへの視点がヨーロッパの歴史(とくに近現代史)とその記憶について、どのような可能性をもちうるか、筆者がこれまで研究してきた独仏国境の事例を中心に、日本におけるヨーロッパの国境認識の歴史にも触れつつ述べた。