エッセイ 近代文学研究とサブカルチャーの「あいだ」
『日本近代文学』73集、日本近代文学会
近代文学研究において、サブカルチャーを取り上げることの意味や方法的可能性について論じた。自身の授業実践を踏まえながら、近代文学研究の方法論をサブカルチャーに適用することで生じる問題点を検証。そのうえで、近代文学研究がサブカルチャーを包摂すべきではないこと。しかし両者の切断を意識することが、各ジャンルに固有の可能性を見いだす契機に繋がると結論づけた。(p363~p366)