共立女子短期大学文科日本語・日本文学専攻の演習などで、毎回B6サイズの用紙に、その日の進度に当たる箇所の感想と問題点を書かせて提出させている。演習では問題とされる範囲を前もって読んでくるか否かによって、授業への関心度が大きく変わる。この意味で、こうした作業は一定の効果をあげている。
(1)自分の考えをまとめてきているので、発表者の意見との違いがよく分かる。
(2)発表が終わったあとの質疑応答のおりに、自分があらかじめ考えてきたことが生かされる。
(3)自分の考えを文章にするエクササイズにもなる。
(4)授業中に教師がその文章を読むことで、学生たちの理解度・達成度もよく理解でき、その後の授業方針を見直すことができる。