共立女子短期大学文科日本語・日本文学専攻の講義科目はじめ、どの授業でもそうであるのだが、一方通行の授業にならないように常に心がけている。大学の講義では教師が学生の反応にあまり顧慮せず、指導する側のペースで話を進めることが多い。こういう授業に慣れてきた学生にとって、問題点を投げかけられて、それについて考えたり、他の学生の意見を聞いたりすることは新鮮であるようだ。
(1)問いかけられることで、自分の問題として授業に参加できる。
(2)その授業のポイントとなっているのは何かが明瞭になる。
(3)受動的に授業を聞くだけでなく、問に答える過程で、教師とのコミュニケーションのみならず、他の学生とのコミュニケーションも容易に取れるようになる。