「『ロビンソン・クルーソー』の表象をめぐって」
「東アジアと同時代日本語フォーラム」於 ソウル高麗大学校
ロビンソン・クルーソーの翻訳で、原住民である「フライデー」との出会いが、日本語と韓国語のとの間で、いかに翻訳されたかを比較検討した。いずれも文明と野蛮という対立構造が緩められていて相同性が見られ、ロビンソンとフライデーは早々に同じ価値観を有している主従関係となる。こうした類似の一つの理由は、韓国の翻訳が日本の翻訳を経由してもたらされたということが考えられる。