坪内逍遙と二葉亭四迷」(連続講演「明治の文豪たち」、9月16日、川端康成記念館)
(連続講演「明治の文豪たち」、川端康成記念館)
小説改良の先駆者坪内逍遥と、その推挽で世に出た二葉亭四迷、両者は異なった形で小説の改良を果たしたのだが、後の文学観(文学の価値づけ)の変化によって評価が大きく異なってしまうことになった。それは、作家の身辺的事実と小説の物語内容を重ねて理解するいう歴史性を帯びた近代小説の読み方と関わっている。