「現代アメリカ社会における中国語の影響」
『日本語学』 第21巻第13号
不況日本と経済成長著しい中国がアメリカにおいてそれぞれどのような言語伸長と衰退をしているかを比較検討した。比較にあたり日本、中国、スペイン、フランス、ドイツ、ロシア、イタリア、ポルトガルその他の国のGDP(Gross Domestic Product)成長率と各国語履修者数伸び率の相関関係を分析した。その結果、伸び率比較において1990年をピークに日本語は停滞し、中国語は増加傾向を示している。結局、言語伸長には両国の経済成長や国力が反映されていることが明らかになった。 pp.85~94