これまでサゴヤシの分布は東南アジア・オセアニアの南北10°以内とみられてきたが、フィリピン・パナイにおけるサゴヤシの生育地域は、北緯11°をはるかに超えている。本研究の目的は、フィリピンにおけるサゴヤシの分布をサゴヤシの特性に基づいて明らかにすることである。2000年8月よりミンダナオから調査を開始し、レイテ、セブ、パナイに至っている。サゴヤシ生育地において生育密度、樹高、胸高直径あるいは地際直径、葉数、小葉数、樹冠直径などを計測した。
本人担当部分:現地調査に加わる。
共同発表者:岡崎正規,豊田剛己,木村園子ドロテア,松村昭治,吉川正人,濱西知子,Algerico M. Mariscal
講演要旨集 p.1-3