高齢者の誤嚥を防ぐためにスープを取り上げ、各種澱粉質素材の利用を検討した。動的粘弾性において試料濃度7.5%の糊液を40℃から0℃に降温させた際、とうもろこしおよび小麦澱粉の貯蔵弾性率の変化が大ききかった。またスープの降伏応力から馬鈴薯澱粉は温度依存性が大きく、ヒエ・アワは小さかった。官能評価から化工小麦澱粉スープは飲み込みやすく、凍結・解凍を繰り返しても特性評価、嗜好の変化は僅かであった。
本人担当部分:研究のまとめに関わり、学会に発表した。
共同発表者:濱西知子,平尾和子,高橋節子
講演要旨集J. Appl. Glycosci.,Vol.51, Suppl., p.20