学術論文-4 博士論文の内容を発表 サゴヤシを植え付けから9~14.5年の7つの生育段階にわけ、さらに各生育段階の幹を5つの部位にわけた35種の澱粉を用い、その理化学的性質の差異を探った。ヤシの属・種の差異が澱粉の性質に及ぼす影響について研究した。サゴ澱粉を他の天然澱粉の理化学的性質と比較し、その位置づけを明確化した。高濃度澱粉食品としてわらび餅をとりあげ、サゴ澱粉の調理・加工特性について研究した。フィリピンにおけるサゴヤシ現地調査研究をふまえ今後のサゴヤシ産業について考察した。
第43回澱粉研究懇談会資料集p.50-54