近年開発された加工タピオカ澱粉のカスタードクリーム(以下、クリーム)への利用を検討した。試料はタピオカ澱粉にリン酸架橋(P)、アセチル化リン酸架橋(AP)、リン酸架橋+酵素処理(P+E)、アセチル化リン酸架橋+酵素処理(AP+E)を施した4種とした。加工澱粉を用いたクリームは4種とも近似の物性を示した。官能評価からPまたはP+Eを薄力粉の10%または20%置換したクリームは総合評価において好まれ、特にP+Eを置換したクリームは、食感の全ての項目において嗜好が高かった。
本人担当部分:研究のまとめに関わる。
共同発表者:芹生直子,近堂知子,高橋節子,平尾和子
研究発表要旨集p.50