本研究では、現在打ち粉として多く用いられる酸化サゴ澱粉の特性と中華麺への打ち粉としての効果、さらに中華麺の材料としての添加効果について検討した。その結果、打ち粉としては、煮溶けを抑える効果はないことが明らかとなった。しかし茹で汁の濁り、粘度が低くなり、茹で麺のべたつきも少なく、打ち粉としての利用価値があることが証明された。中華麺への添加効果としては、酸化サゴ澱粉10%以上の置換では中華麺への添加効果は認められなかった。
本人担当部分:実験を行い、研究のまとめに関わる。
共同発表者:Tomoko Kondo, Toen Yokota Tomoko Kondo , Kazuko Hirao and Setsuko Takahashi
SAGO PALM,25(1),23-27 (2017)